作品をまったくのゼロから考える場合、
まず最初に何をするか....
というか、そもそも第一歩目のアイディアを
どうやって考えるか?
っていうことに悩みませんか?
真っ白な画面を前に、コンセプトもあらすじも浮かばずに
時間だけが過ぎていく。。。。
私はよく悩んでいましたが、その場合は、
「もし、○○したら...」
という発想で考えるのが良い方法の一つです。
これで全てのアイディアを出せるわけではありませんが
困った時には、GOODな方法です。
この方法なら、芋づる式にどんどん発想が出てきます。
例えば。。。
グルメ漫画を描こうとした場合。
(これはある心理学者の本に描かれていた内容を基にした話です)
「美味しんぼ」に出てくる海原雄山のようなものすごい
グルメな人がいたとします。
気に入らない料理があると、怒ったり、怒鳴ったり、
皿を投げたりするのは当たり前。
「クビだあっ!」
「女将を呼べ!」
「この俺を試すつもりか!」
という怒号もバシバシ飛び出します。
さて、ここで「もし、○○したら...」
ということを考えます。
「95点の料理でも怒り出すグルメな人に、
10点の料理を食べさせたらどうなるのだろう!?」
たとえばそのグルメ通を招いて、
「キュウリにハチミツ掛けるとメロンの味なんですよ」
「目玉焼きにケチャップかけて、ご飯と混ぜるとおいしいんですよ」
「納豆にマヨネーズかけるとおいしいんですって。
僕はやったことないんですけど」
…たぶん殴られるだろうな、と。
いや、もしくはいまだかつて地球に存在しなかったレベルの
すっごい罵倒を言われるかもしれません。
なんかそんなのを漫画で描いたら面白いんじゃないかと考えるわけです。
面白そうなことが見つかったら、あとは、
「主人公を設定」「上手く人間ドラマを入れ込む」
だけで、あらすじの出来上がりです。
逆グルメ漫画というか、B級グルメ漫画というか。。。。
変な漫画になるかもしれませんが、
落合監督風に言えば「勝ちゃあいんだろ」⇒「面白けりゃいんだろ」です。
ともかく、
「もし、○○したら...」という考えは、
すごい意外性を生み出します。
あなたの頭の中からこれまで考えたことなった発想を引き出す、
きっかけとなります。
これぞ、アイディア創出メソッド「もしもの泉」です。
さっそくバンバン活用ください。
○今回の新人賞を獲るポイント
「アイディアに困ったら『もし、○○したら...』という視点で考えてみよう!」