スポーツ漫画やバトル漫画で
読者が一番ストレスに思うことは何んだと思いますか?
「敵が悪人でムカつく」
うん、まあまあ。
「主人公がかっこよすぎる」
う、うーん。分からんでもない。
「ヒロインがかわいくない」
違う漫画を読んでください。
「スポーツ漫画なのにスポーツをやらない」
問題外です。
なんて、
思うかもしれませんが、
すべて違います。
それは、
「登場人物の強さのレベルが分からないとき」
です。
たとえば柔道漫画で、
部内で一番強いという主将がいたとすると、
部内だけでなく、
地区や全国で見てどれくらい強いかを
それとなく説明しておく必要があります。
「そんな必要ないですよ。ストーリーに関係ないでしょ」
と思ったあなた、読者をなめてはいけませんよ。
いいですか、
「人は隙間が有ると埋めたくなる生き物である」
これは心理学で言われていることですが、
必ず覚えておいてください。
これをスポーツ漫画にあてはめると
「人物が登場」した瞬間に
読者の心には
「どれくらいの強さの人なんだろう?」
という隙間が必ず生まれます。
そこを埋めてやらないと、
埋まらないストレスを感じて
ストーリーを楽しむどころでは
無くなってしまいます。
かといって、
説明しすぎても
それだけで話が終わってしまいますので、
うまくやる必要があります。
こういったことは、
「ヒカルの碁」が秀逸ですので、
勉強のつもりでぜひ読んでみてください。
プロや院生をモノサシ(基準)にして、
登場キャラの棋力をさりげなく説明
していますね。
このモノサシを設定する
というのが良い方法でしょう。
モノサシとしては、通常以下を使います。
1.実力者との勝負(プロ、全国大会優勝者など)
2.数字で表す(何段、レベル、戦闘力)
3.登場人物に語らせる
(この辺りであいつにかなう奴はいないらしい…など)
4.持っている道具の質の差(武器、魔法)
5.登場人物みんなに認知されている出身地の差
(なんたら星人、戦闘民族)
これらをモノサシとして、
登場人物のレベルを説明しましょう。
登場人物本人に実力を語らせたい
と思うかもしれませんが、
それは辞めてください。
うそっぽくなるし、
どんな作品でも自分で自分を説明する奴は
大抵ギャグ要因の雑魚キャラです。
どうしてもと言うなら、
「今年は、地区大会で優勝をめざそう」
とか自分ではない誰か、
もしくは皆に向かって言うことにしてください。
それでわざとらしさが少し薄まります。
○今回の新人賞を獲るポイント
「登場人物のレベルは強さのモノサシを設定して説明せよ!」
