デスノートやライヤーゲーム、ワンナウツなどの
頭脳戦や心理戦を描く方法についてです。
知的勝負を見たいという欲求は、
先進国で多い欲求ですし、新しい感情のため
しばらくは流行ると思いますので、
非常にいいテーマだと思います。
頭脳戦や心理戦がある漫画は私も好きです。
心理戦というのは多かれ少なかれ、
昔からの漫画にもありますが、
それをメインとするというのはまだまだ少ないですね。
だから、チャンスです。
いい話が書けたら、
「○○心理戦のパイオニア」
として地位を確立できます。
さて、アイディアの考え方ですが、
こういった、すでに特殊な戦いが前提
の場合は、
「普通のこと」+「心理戦」
が良いと思います。
デスノートやライアゲームでの心理戦というのは
推理小説と同じように数学的な構成で物語を作る為、
長い連載があって初めて成立するものです。
伏線を張っておいて、後で
「あー、あの時のあれはこういうことだったんだー」
みたいな。。。
だから、短編でやるのはまずはみんなが知っている
世界や舞台を用意してやる必要があります。
なので、短編でやるなら、
「普通のこと」+「心理戦」
しかないんじゃないかと思います。
普通のことであれば状況を説明する手間が省けますし、
感情移入させやすいです。
例としては,
「普段行っていることの中に心理戦を入れる」
ということです。
私が書くなら、
1.食事+心理戦 として
「レストランで相手におごらせるバトル」
お互いが相手におごらせようとする心理戦です。
相手がおごらせようとしていることに気がつかないで
自分は相手におごらせようとしている。。。
理由は、お互い財布を忘れたから。。。
2.通勤+心理戦 として
「通勤列車で空いた席に座る心理戦」
通勤列車では、毎回ほとんど同じ人が乗り降りする。
席が空くタイミングも大体分かる為、
良い立ち位置を狙う。
かわいい女性の隣はライバルも多い。。。など
こんな感じでしょうか?
連載でもいいといわれたら、
「異常」+「心理戦」
という発想で、
「常識が逆転した世界での心理戦」
でしょうか?
お金を持っていればいるほど貧乏な世界での
毎日1000万円を使わないといけないバトルとか
異性との付き合いが、エッチは最初で、最後は食事
という世界でいかに食事に誘うか。。。とか
ここまで、読んで感のいい人なら気がついた
かもしれませんが、
実は、舞台さえ決めれば、あとは心理戦の内容は
自然に頭に浮かんでくるものです。
なので、心理戦のアイディアが出ないと悩んでいたら
まずは、舞台を考えましょう。
そうすれば、戦い方や内容も自然に生まれます。
○今回の新人賞を獲るポイント
「「普通のこと」+「心理戦」を描こう!」