漫画ストーリー、キャラの作り方で、初心者でも新人賞が取れる!

漫画の新人賞が獲れる魅力的なストーリーの作り方や審査員も納得するキャラクターの考え方などを紹介いたします。漫画の描き方(書き方)を勉強したい人のサイトです。

ストーリーの作り方

ピーク・エンドの法則を利用したストーリー作り

あなたは、「ピーク・エンドの法則」
というものをご存じですか?

ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授
によって提唱されたもので、簡単に言うなら、

「最高」と「最後」の瞬間こそが、
人間の記憶にとってもっとも重要という法則です。

もっと言えば、
「それ以外の要素はまったく関係ない」
というわけです。

これ、ものすごく重要ですので、覚えておいてください。

たとえば童話「浦島太郎」のエピソード。
あなたはこの童話で、何を強烈に覚えていますか。

おそらく、一番に出てくるのは、
「エンド」である、玉手箱でおじいさんになった
シーンではないでしょうか?

では次に思い出すのは?

たぶん「(幸せの)ピーク」である、
竜宮城で乙姫に接待を受けたシーンなの
ではないでしょうか。

とにかく強烈で重要なのは
「ピーク」と「エンド」だけなのです。

「ピーク」と「エンド」が重要ということ
が、分かっていただけましたでしょうか。

これはあなたが描く漫画でも、同じこと。

まず大切なのは「ピークの強さ」です。

たとえば「長いけどつまらないバトル」と
「短いけど派手なバトル」。

これはもちろん、後者の方が良い記憶になりますね。
ページを長く割くのではなく、
バシッと印象に残る派手なシーンを描いたほうが
良い印象が残ることになります。

そしてもうひとつ重要なのが「エンド」。

たとえば漫画の最後がつまらなかったら、
これ、かなりイヤな記憶として残るはずです。

逆に、最後がすっきりとした望みどおりの終わり方なら
面白かったという記憶が残ります。

つまりは、ラスト次第でずっと良い記憶として残るのです。

繰り返しになりますが、人間の記憶にとって重要なのは
「ピーク」と「エンド」
の2つだけ。

それ以外のどんな要素も、記憶にとっては、
極端な話、ほとんど重要ではないのです。

たとえば人気ホストやキャバクラ嬢。

彼らが店内でたくさんの指名を受けて、
それでも客に不満を感じさせないのは、
それが理由です。

会った瞬間に、誉める・笑顔・小技などで、
とても楽しい「ピーク」を作る。

最後に「もっと話していたいけど…」と伝えるなど、
最高の「エンド」で別れる。

これを繰り返すので、数時間に渡ってヘルプホストが
つくより、ずっと好印象の記憶を作れるわけです。

よって、あなたも覚えておいてください。

漫画は、長さじゃないんです。

その中で、どれだけ「最高!」の瞬間があったか。
そしてどれだけ「最後」が幸せな記憶になったか。

それだけが、ただ2つだけの重要なポイントなのです。

○今回の新人賞を獲るポイント
「ピーク・エンドの法則を利用しよう!」

-ストーリーの作り方

執筆者:

関連記事

読む人の心を浄化するストーリーとは?

お題として 「誰が読んでも’安らぎ’が得られる漫画を描いてください」 といわれたら、どんな漫画を描きますか? ハッピーエンドの「恋愛ストーリー」 水戸黄門のような「勧善懲悪のス …

読み切りミステリー漫画のアイディア

今回は、以前にいただいた質問についてです。 質問: 「読み切りでミステリー漫画を描く場合、どんなアイディアがいいですか?」 回答: ミステリーというのは、人気ジャンルなので かなり多くのアイディアが …

初心者向きの万能ストーリーはこれだ!

漫画に描き慣れていないとストーリーを考える時点でつまずいてしまうかもしれません。 しかし、漫画の新人賞を狙うのであれば、ストーリーははっきり言って ほとんど考える必要はありません。 なぜなら、どんな漫 …

ファンタジー作品の落とし穴

ファンタジーの作品は一見描きやすいように思えるので 描いている人が多いと思いますが、ほとんどの作品が 編集者に評価されない傾向にあります。 一見簡単そうですが、ストーリーと設定の融合が難しい ジャンル …

読者の欲求に応えるストーリーを作る

いくらストーリーやキャラを作っても それが読者が望んでいる欲求に応えて いなければ、面白いとは思ってもらえません。 だからこそ、読者が漫画に対してどんな 欲求があるかということを知ることは 重要なこと …