前回の話でヒロインの重要性は理解
してもらえたと思います。
ヒロインがいなくても作品はできますが、
いたほうが評価が高くなり圧倒的に有利
ということです。
しかし、
多くの作品で上手くいっていないように思います。
いくら見かけ綺麗な女性を描いても、
それだけで好きになってもらえるほど
甘くありません。
連載なら
「何度か出ててくると好きになってくる」
という心理学的な法則で
好感度をアップできますが、
短編読み切り作品では短い間に好かれないといけません。
ほんの数ページで読者に好かれ、
応援したくなるように描かないといけません。
かなり難しいと思いますのよね?
でも、実は簡単にできる方法があります。
十年位前に日本一ともいえる凄腕のセールスマンがいました。
彼は雑誌のインタビューで成功の秘訣を
「お客さんとの信頼関係を一瞬で作ること」
と語っていました。
普通は、信頼関係は長く付き合うことで生まれる
と思うものですが、
一瞬でやってのけるというのです。
それができたから、
彼は黙っていてもお客さんの方から
「売ってくれ!」
と勝手に言ってくるようになったんです。
その方法を漫画作成に応用すれば、
読者とヒロインとを一瞬で固い信頼関係で結び、
夜寝れないほどに大好きになってしまいます。
そして、
「もっとこのヒロインが登場する作品を読ませてくれ」
と訴えるのです。
さて、その方法ですが、
それは、以下の二つです。
1.読者だけにヒロインの弱みを見せる
2.読者とヒロインの秘密を共有する
これを取り入れることで、
「ああ、自分だけが彼女の弱さを知っている
助けてあげたい」
という思いが生まれます。
その思いは主人公に乗り移り、
熱狂してヒロインを助ける主人公を応援してくれます。
最後に、
主人公がヒロインを助けてハッピーエンド
になったとき、
読者は涙を流して拍手をしてくれます。
「良かった、俺の思いが届いた」
と…。
そうです、
誰もがみんな困っている、
悩んでいる人を助けたいんです。
でも、現実世界では上手くできません。
失敗するんじゃないか、
迷惑になるんじゃないか、
などといった恐怖があって
なかなか実行できないんです。
それをあなたが漫画の中で実現してあげるのです。
それが、漫画家が専門家ではなく、
起業家として、
読者の悩み、恐怖を解決する
ということです。
これが達成できたとき、
読者は必ずあなたの作品のファンになります。
というか、ならざるを得ないんです。
ネットであなたの名前を検索したりして、
次の作品の情報を探し始めるんです。
ヒロインのどんな弱み、悩みや秘密を描くか、
じっくり考えて作品に取り入れてみてください。
きっとあなたの作品が黄金に輝き始めます。
○今回の新人賞を獲るポイント
「ヒロインは弱みや秘密を告白して読者を惹きつけろ!」
