漫画の舞台となる場所は、
ストーリー上の大きな意味を持たせる必要があります。
舞台と話全体を結びつける因果関係が無いと、
話として失格なワケです。
たとえば、
推理小説を例とすると、
雪山の山荘で胸をナイフで刺されて
人が殺された場合、
その人を殺すのが
雪山の山荘でないといけない理由が無いと
ダメなわけです。
「なんとなく不気味だから」
とか
「絵の資料があるから」
といった理由はNGです。
現実には
「意味もなく」
とか
「何となく」
という出来事は有りますが、
フィクションの話で無意味な設定は、
読者を混乱させるだけなので、
ご法度です。
特にSFものの場合は注意してください。
ホラーなら、
「敵対する相手は謎の生物や
物体でなくてはならない」
という不文律がありますから、
謎があっても問題ないのですが、
SF物の場合は、
全ての謎を理論的に説明する必要があるので、
きっちり完璧に理由をつけなくてはいけません。
仮にSFで人類が月に住むようになっていたら、
「月に住む理由」
や
「月に住んでいるからこそ起きる事件」
を考える必要があります。
舞台に意味を持たせ、
伏線とするわけです。
もちろん読者もそれを期待しています。
月に住んでいるのに、
それを無視して、
月の雪山の山荘で人を殺しても、
「何それ? 月じゃなくていいじゃん」
と思われてしまうんです。
こういった部分は以外に見落としがちだし、
気が付いていない人が多いです。
私もストーリー作りをはじめた頃は
この罠にはまっていました。
意味の無い会話やストーリーに関係ない
小道具などの連発です。
主人公に甘い物好きということを
アピールさせようとして、
アイスクリームを食べさせても
そのアイスクリームはストーリーにまったく関係ない
ということを平気でやっていました。
主人公にアイスクリームを食べさせたら、
必ずストーリーに使わなくてはいけません。
アイスの棒があったおかげで、
何かを取ることができてヒロインを救出できるとかです。
それが物語作成のルールです。
ルールが守られていない作品は、
物語ではありません。
ただの日記レベルです。
何度も言いますが、
気が付いていない人が多いんです。
意味の無い舞台や小道具は、
物語作りではNGです。
それをやった時点で失格。
絶対に評価されません。
物語として成り立っていないとして
点数すら付けてもらえません。
あなたの作品は大丈夫ですか?
初心者には難しいですが、
ストーリー作りには避けて通ることのできない
テクニックです。
「こち亀」など一話完結の漫画を読んで、
舞台や小道具の使い方を勉強してください。
きっと新たな発見があります。
○今回の新人賞を獲るポイント
「物語の舞台には明確な意味を持たせること!」
